バナースタンド
バナースタンドとは?種類や選び方、生地の違いなどを解説!
バナースタンドという言葉は知らなくても、皆さんはどこかで必ず目にしているはず。
サイズや形が様々で、場所を取らずに効果的に宣伝ができる優れもの。運搬も設置も楽で、非常に扱いやすい宣伝ツールです。
バナースタンドにはどのような特徴やメリットがあるのか、バナースタンドの種類や使い方などについて、詳しくお話しします。
従来の看板では重いし、コストもかかるとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
バナースタンドとは?
バナースタンドとは、イベントやショウルームなどで設置されている、自立式の看板です。お店の前にも、商品の宣伝のために置かれていることがあります。
看板といっても、板状の硬いものではなく、布製のタペストリーやポスターなどを掲示するもので、スタンド(フレーム)に取り付けて利用します。
簡易型の看板といってもいいでしょう。「タペストリースタンド」「スタンディングバナー」と呼ばれることもあります。
バナーとはどういう意味?
バナーとは、もともと、
- 旗
- のぼり
- 横断幕
- 垂れ幕
などを指す言葉です。
そのバナーにスタンドという言葉がプラスされたことから、「立っている旗、のぼり」という意味になり、「自立式看板」という意味でバナースタンドと呼ばれるようになりました。
持ち運びもできますし、置き場所も自由なので、お店の宣伝やイベントの集客などに大いに役立っています。
様々な素材が使えることから、屋外でも使用でき、ポスターなどよりも汎用性の高い広告ツールです。
バナースタンドのメリット
バナースタンドには、従来のポスターにはない、様々なメリットがあります。効果的に商品をアピールしたいという人には、非常に使い勝手のいいツールです。
スタイリッシュなイメージ
紙ですと、貼れる場所にも限りがあり、また、表面が光ってしまうと非常に見えづらい場合があります。
その点、バナースタンドなら、布地に印刷することから、遠くからでも見やすく、とても見栄えもします。
また、布地の質感もあってスタイリッシュなイメージになり、非常に視覚的な効果の高い広告アイテムになります。
場所を取らずに効果的にアピール
大きなポスターを貼るとなると、それだけの壁面が必要になります。また、壁がない場合には大きな看板を設置できるだけのスペースと台が必要です。 設置には手間もコストもかかってしまいます。
しかしバナースタンドがあれば、伸縮式でコンパクトに収納もできるスタンドをその場で広げるだけで、簡単に設置できるのです。
標準的なサイズは、横が60cm、縦は1.5~2mほどです。しかし奥行きは、多少場所を必要とするXバナーでも70cmほど、ロールアップタイプなら30cmもあれば十分です。
バナーを貼ってしまえばフレームも目立ちませんし、省スペースで効果的に広告をアピールできます。
軽量!持ち運びが楽
バナースタンドは、種類にもよりますが、スタンドは細いフレームからできており、コンパクトに収納できるような形になっていますので、総重量が1kgもないものが多いのです。
大きな看板なら、運搬だけでも大変ですが、バナースタンドなら専用の収納袋やキャリーバッグに入れて持ち運びができるので、非常に便利です。
短時間であちこちに移動させることもできますから、イベント会場や展示会など、場所を移して使う場合にも運搬が楽になります。
国内のあちこちはもちろんのこと、海外の展示会にも持っていかれる企業も少なくありません。
力がなくても大丈夫!設置も簡単
バナースタンドは設置が簡単なことも、大きなメリットです。大きな看板では設置するのも数人がかりになってしまいますし、物によっては専門の業者の人でないと設置できないでしょう。
しかし、バナースタンドなら1~2人で十分です。 軽量なので力がなくても大丈夫、女性2人でも十分設置できます。 種類によっては、1人でもできてしまいます。
しかも、基本的にはフレームを広げてバナーを貼り付けるだけなので、設置に時間がかかりません。慣れてくれば、数分で設置が可能です。
イベントなどの準備でバタバタしている時でも、さっと出してさっと設置することができるでしょう。
繰り返し使えてコスパも良い
バナースタンドは、バナーとスタンドを分けて使用することが可能です。
ですから、スタンドさえあれば、貼る生地を変えて何度でも使うことができるのです。
普通の看板だと、一度使ったら終わりですが、バナースタンドならバナー代だけで繰り返し使えるので、制作費を抑えることができます。
低コストで効果的にアピールできるので、宣伝効果も高いといえるでしょう。
納期も早い
大きな看板は作るのにも時間がかかるため、注文してから納品するまでも2週間以上かかることも珍しくありません。バナースタンドなら、種類にもよりますが、データを入稿から早ければ3~4営業日程度で納品できる物もあります。
展示会の余った予算でバナースタンドを作ろう!となった時でも、急いで準備することができるでしょう。
どれがおすすめ?バナースタンドの種類
バナースタンドにはいくつか種類がありますので、設置する場所や広告の内容など用途によって適したものを選ぶようにしてください。
Xバナー(ハトメ式バナー)
Xバナーは、裏から見るとスタンドがX型をしているので、このように呼ばれます。
バナーにハトメの穴がついており、スタンドの四隅にそのハトメを止める突起がついていますので、そこに引っ掛けてバナーを設置します。
ですから、ハトメ式バナーと呼ばれることもあります。
フレームはアルミ製で非常に軽いので、持ち運びも設置も非常に楽です。
屋外に設置することも可能ではりますが、風にはとても弱いので、おすすめできません。屋外で使う際には、最低限、その際にはバナーの生地を耐久性のあるものにしたり、重しを用意してください。
移動が少ない場合、価格重視の場合におすすめのバナースタンドです。
Iバナー(展張式バナー)
Iバナーは、後ろから見るとスタンドがI型になっているので、このように呼ばれます。
バナーの上下にレールパーツがすでについており、支柱を差し込んで立てるだけなので、設置も簡単。この設置の方法から、「展張式バナー」とも呼ばれます。
軽いので、一人でも十分設置可能です。もちろん、力のない女性でも楽に設置ができます。
Xバナーと違い、バナーにハトメがないので、広告部分がスッキリして多彩な表現ができるのも魅力です。
数あるバナーの中でも価格が低く、コストの面でも魅力のあるバナースタンドです。
ただし・・・一人でも設営はできますが、実はなかなか面倒で、上手くいかないとバナーがシワになってしまうため、当店では取り扱っておりません。
ロールアップバナー(巻き取り式)
ロールアップバナー=バナースタンドというイメージをお持ちの方も多いと思います。定番のバナースタンドです。
設置するスペースが少なくて済むのが特徴です。Xバナーでは設置するのに奥行きが足りないというときには、ロールアップバナーがおすすめです。
しかも、バナーを持ち上げて上に伸ばし、固定するだけなので設置も非常に簡単。 ダブルロールアップタイプにすると、広告を両面にすることも可能です。
場所を取らないのに安定感は抜群で、片付けるときには巻き取ってコンパクトに収納できます。持ち運びも楽なので、非常に人気のあるバナースタンドです。
バックボード・バックパネル
イベントブースの仕切りにも使えるほどの大きさがあり、背景としても使えるのがバックボード・バックパネルです。
広げると、横は2~3メートルになりますが、女性が一人でも設置できるほど軽量で、設営も簡単なのが魅力です。慣れてくれば、2~3分で設営できるでしょう。
側面まで包んででバナーを貼り付けられますから、「壁」のようにして使うことができます。壁全体が広告スペースとして使えるようになるので、効果的なアピールができるでしょう。
これだけ大きくても、収納するときはコンパクト。専用の収納袋やキャリーバッグに入れて持ち運びも簡単です。
プリントを差し替えることで、繰り返し使うことが可能ですから、コスパも最高です。
プリント面がポリエステルタイプで、より簡単に設置できるポップアップBGも便利です。
ポップアップスタンド
ポップアップスタンドは屋外でも使うことができる、ポップアップタイプのディスプレイです。
スポーツのイベントなどで見たことがあるかもしれません。畳んでもシワがつきにくいポリエステル生地を使い、中にワイヤーフレームを入れて折りたたむことができるようになっています。
使うときはパッと広げて使えるので、設営も非常に楽です。
ターポリンを活用した看板
Aフレームは、主に屋外で使うために、丈夫なターポリン生地で作られています。
ターポリン生地はテントなどにも使われる生地なので、非常に丈夫です。水や汚れに強いです。
ぱっと見はスタンド型の看板と同じなのですが、フレームに生地を取り付けるだけなので、取り外しが簡単だというメリットがあります。
取り替えやすいので、店の外で季節に応じた広告を出すという使い方もありですね。中古車屋さん、メガネ屋さんでよく見かけます。
バナースタンドの用途、使い方
バナースタンドは、様々な場所で広告として使われています。皆さんも、きっとどこかで目にしているはずです。
どのような場所で使えるか、それぞれに適したバナースタンドをご紹介しましょう。
展示会や見本市のブース
展示会でよく使われているのは、
でしょうか。
ブースが目立たないとまずお客さんが来てくれませんから、とにかく目立つように派手なバナースタンドを置いているブースが多いと思います。
設置場所のスペースに合わせて、適したものを選びましょう。
店頭での広告
お店の前にはポスターを貼るよりも、バナースタンドの方が効果的。ポスターですと貼る場所がないとダメですし、紙製品はすぐに色あせてしまいます。
置く場所は取らずに、大きなバナーでお店の宣伝ができるので、非常に効果的です。
店舗では、
- Xバナー
- ロールアップバナー
- ターポリン看板
を使うことが多いです。「バナースタンド」の分類からは外れますが、A型看板も店頭ディスプレイの定番 です。
イベント会場
イベント会場ではロールバナーの他に、ポップアップBGやバックパネルを使うことも多いです。また、屋外でのイベントにはターポリン看板やスタンド看板がスマートですね。
イベントブースまでの導線に設置することで、お客様を迷わず誘導させることができます。
ショールームで
ショールームでは、例えば車の横などにバナースタンドを置いて、車の魅力を説明する、などという使い方もできます。
- Xバナー
- ロールアップバナー
- Iバナー
など、いろいろ使えますね。車の後ろにビックバナーを置くのもおすすめです。
バナースタンドは自立していることがメリットの一つですから、壁などがなくても車の横に置くだけでお客様に効果的にアピールできるのです。
社内の展示スペース
社内のエントランスなどで、自社製品をアピールしている会社もあると思います。サンプル展示などをしておくと、来社した方に効果的にアピールできますよね。
とはいってもエントランスですと、そんなに広いスペースを取ることもできません。そこで、バナースタンドの登場です。
バナースタンドなら省スペースで「ここにサンプルがあります!」ということが来社した方にわかるように、製品名などを書いて置いておくことができるのです。
省スペースで設置できるロールアップバナーがおすすめです。
説明会、セミナー
説明会などの個別ブースも、目立つことが大事です。
何十という企業や学校が集まる合同説明会のような場ですと、遠くにいても見えるように看板を設置したいですが、一つのブースの場所が非常に狭いですから、それも難しいです。
そんな時に、大型のロールバナーが役に立ちます。遠くから見ても学校名や企業名が目に入りやすくなります。
屋外でのイベント
屋外でのイベントは、さらに一つ一つのブースが目立ちにくいです。そんな時にはポップアップスタンドを設置して、お客様を誘導しましょう。
フライングバナーもスタイリッシュで目立ちます。しかもブースの柱にくくりつけるだけで設置できるので、場所をとりません。
バナースタンドで使用される生地の種類
バナースタンドは、紙ではなく布地(ポリエステル)や合成紙が使われますが、どのような目的でバナースタンドを使うのかによって、適した生地が違ってきます。
ポリプロピレン
ポリプロピレンは、プラスチック素材の生地ですので、化学繊維の中でも非常に軽く、破れにくいという性質があります。
繰り返し出し入れしても丈夫ですので、ロールアップバナーに適しています。
ターポリン
ターポリンはキャンプにも使われくらい丈夫で、しかも水に強いという性質がありますので、屋外で使うバナースタンド に適しています。
ターポリン看板はもちろんのこと、エックスバナーや大型のロールバナーにも適しています。
ポリエステル
ポリエステルは服地としてもよく使われているので、皆さんも聞いたことのある名前だと思います。
畳んで収納してもシワになりにくいので、ポップアップタイプのバナーに適しています。
バナースタンドの金額は?
バナースタンドの金額ですが、大きさによって違いがあるものの、大体の目安としては以下のような金額です。
- エックスバナー:1万円前後
- ロールアップバナー:1万5千円前後
- ポップアップスタンド:1万5千円前後
注文してから1週間前後で作成ができますので、広告予算の余った分でもできそうですね。
まとめ:バナースタンドでコストを抑えて効果的なアピールを!
バナースタンドなら、持ち運びも楽で、バナーを変えて繰り返し使うことも可能です。
設置も簡単で楽ですし、イベントのたびに業者に依頼して運搬してもらう必要もありません。
場所に合わせて様々なバナースタンドがありますので、イベントごとや季節ごとにバナーを変えて広告効果をアップさせるのもアイディア次第です。
しかも低コストで作成できますから、自社製品をもっとアピールするツールが欲しい!と思っている方は、ぜひバナースタンドを検討してみてください。