展示会パネル 展示会ブース パネルで壁面を装飾するポイント
展示パネルの役割と効果を上げる方法
展示会のパネルの役割について、じっくり考えたことはありますか?
実際にある展示パネルの中には、自社製品の良さや技術の特徴などが細かい字で書かれていて、図やグラフで紹介されているものもあります。自社の「こだわり」が凝縮されているにも関わらず、足を止めている方は少ないように思います。
このようなパネルは大学や研究機関のブースで良く見かけます。内容は、自分たちの活動内容や研究成果を盛り込んでいるものが多く、「商売」目的ではないかもしれません。 それなら細かい字で研究内容を書いても問題はないでしょう。
ですが、研究のパートナーや顧客を獲得したい場合は、展示パネルの内容を工夫することが大切です。なぜなら、展示会の参加者が読んで「これは面白そうだ!」、「ぜひ欲しい」と思ってもらう必要があるからです。
さらに、あなたの自社製品や技術、ノウハウが「良い製品、技術だ」、「ぜひ取引したい」とお客様に思ってもらうためには、製品などの説明に加えて、もうひとつ心がけたいポイントがあります。
そのポイントとは、展示会のブースに来てくれたお客様が展示パネルを見て、お客様自身の会社の問題点を理解できることです。その解決策として、あなたの会社の製品や技術、ノウハウが役立つと思ってもらうことが何よりも大切です。
展示パネルのつくり方を工夫すれば、自社製品や技術、ノウハウがどのようにお客様が抱えている問題を解決できるのかを説明、納得してもらうことができます。
お客様によっては、製品や技術、ノウハウの説明部分だけを見て解決策を思いつく方もいるかもしれませんが、こちらから先に提示した方が確実に伝わります。
説明をして、「それなら解決できるかもしれない」と思ってもらえれば、展示パネルは十分に役割を果たしています。これが大学などの展示パネルとの大きな違いです。
展示パネルのメリット
パネルのメリットは一体何なのでしょうか?改めて詳しくご紹介していきます。
スタッフから説明を聞く必要がない
展示会のブースに来られるお客様の中には、スタッフから直接説明されるのを嫌がる方もいます。スタッフのペースで説明されると、知っていることを改めて説明されたり、話の論点がズレることがあるからです。展示会パネルなら短時間で必要な情報を知ることができます。
お客様のペースで読める
スタッフの説明だとお客様のペースで話が進みません。展示パネルならすぐに必要な情報を知れますし、必要ないと思ったら立ち去ることができます。展示パネルは、お客様にとって時間を大事にできる手段でもあるのです。
展示パネルなら、図や写真で視覚的にも伝えられる
展示パネルに図や写真を用いれば、視覚的な要素が加わり、お客様も問題点についてイメージしやすくなります。説明文は読んで理解はできますが、図や写真を使用した方が、説明文の説得力が増します。
大勢のお客様にアプローチが可能
スタッフが説明する場合、基本的にひとりのお客様にしか対応できません。スタッフの数が十分にいないと、お客様を待たせてしまい、ブースから離れてしまう場合もあります。
これはとても勿体ないことです。展示パネルなら3人ほどのお客様に一気にアプローチすることが可能なので、せっかくの機会を損失をしないためにも、時間を無駄にしない形で自社について知ってもらい、疑問点があるお客様にはスタッフがサポートを行うようにしましょう。
展示パネルをつくる際のポイントとは?
次に、展示パネルをつくる際に抑えておきたいポイントをご紹介していきます。これからつくる方は、ぜひ参考にしてみてください。
お客様が疑問を感じる部分をつくっておく
展示会中、お客様に声掛けをするタイミングを掴むのは難しいものです。お客様の様子を観察していても難しいでしょう。
それならお客様からの質問を待って、それに対して回答を行う方がスマートです。敢えてお客様が疑問に思うポイントをつくっておき、お客様から自然と質問がくるようにしておきましょう。
展示会を通じてお客様と名刺交換を行いたい場合は、こちらの方法が特におすすめです。実際にこのような展示パネルをつくる場合は、いつ何を聞かれても対応できるように、スタッフは数人いるようにしましょう。
詳しい説明を求められた場合、別の資料を渡す
お客様から自社製品や技術、ノウハウが選ばれるには、そのお客様自身の問題点と、解決させるための手段、解決できるという具体的な根拠を示す必要があります。
これらを言葉だけの説明で納得してもらうというのは、かなり困難です。そのため実践データや実際の市場での売上状況、使用したお客様の口コミなど、詳しく伝えていくのが大切です。
ですが、多くのお客様はそれほど長くブースに滞在しません。そのため、お客様がブースから立ち去る際に、より詳しい資料を渡しておきましょう。こうすることで、後でじっくり見てもらうことができます。
渡す資料には、お客様の問題点を解決できる手段や根拠を多く盛り込んでおくことが大切です。図や写真を説明文と合わせて載せれば、より理解度が高まるでしょう。