ハロウィンでまちづくり、面白いイベント事例4選
自分が住んでいる地域が「より住みやすく・より良い場所」になるのは誰でも嬉しいですよね。そのため、まちづくりを目的とした地域イベントは数多くあります。
そこで、今回は「ハロウィンを活かした面白いイベント」を集めてみました!ハロウィンでまちづくりを行った事例を4つご紹介いたします。
■こども110番の家へトリックオアトリート!■
何かと物騒なこの時代。屋外でトラブルにあった場合、逃げ込めるように「こども110番の家」を設けている自治体は多いです。玄関・庭先に目印になる旗やポスターを貼っているものの、いざ「こども110番の家はどこ?」と聞かれてもわからない子供が多いのではないでしょうか?
そこで、ハロウィンを「リハーサル」と位置づけて解決した、神戸市長田区にある真野地区の事例を見てみましょう!
平成28 年に青少年育成協議会[以下青少年協]・PTA が、ハロウィンに合わせた子ども向けイベント「マノウィン」を開催。これは小学生が仮装し、地区内の「こども110 番の家」約30 件をまわり、お菓子をもらうイベントです。子どもたちは、楽しみながらいざというときに助けを求められる「こども110 番の家」の場所を頭に入れることができました。
推進会は、青少協・PTAの裏方として、企業への協賛依頼やイベント協力者の募集、新聞社への広報等を担当。各団体の連携により、単独開催に比べ質・量ともにより素晴らしい取り組みとなり、子どもたちが大いに楽しむとともに、新聞にも取り上げられました。
引用元:マチカツ
素晴らしいアイデアですよね!子供達は町内の家をまわってお菓子をもらえる本場のハロウィンを体験でき、なお且つ「こども110番の家」を頭に入れることができるので、地図で覚えるのと実際に家に行くのでは、記憶面で全然違ってきそうです。
このイベントは新聞にも取り上げられたとのことで、「こども110番の家」の認知度が上がり防犯面でも効果が出そうな事例です。
■仮装でまちみがき、掃除も楽しいイベントに■
地域の取り組みとして、町内の掃除をすることはよくあると思います。その掃除をハロウィンにちなんで仮装して行ったら面白いですよね?
そんなユニークな取り組みをした埼玉県本庄市にある早稲田の杜をピックアップしてみました!
ハロウィンイベントと言えば、そういよいよ来週は、まちべん(早稲田の杜まちづくり勉強会)の『仮装でまちみがき』の開催日です♪
いつもの『まちみがき』を、ハロウィンにちなんで仮装で楽しんじゃおう!というイベントです。
まちべんとしては、このイベントをきっかけに少しでも毎月の『まちみがき』の参加者が増えてくれたらいいなと期待しております♪
早稲田の杜を、たのしく、きれいなまちにしていきたいです(^^)
引用元:すまing
「町内会の掃除」と聞くと、あまり積極的に参加しない人も多いと思います。しかし仮装して行うことで、掃除が楽しいハロウィンパーティーに早変わりします!
普段は嫌がる子供も喜んで参加しそうなイベントですね。
「このイベントをきっかけに、少しでも毎月の『まちみがき』の参加者が増えてくれたらいいなと……」と記載されている通り、仮装まちみがき以降、通常の掃除参加者が増える効果もありそうです。
■子供達の提案から実現、石巻市ハロウィン祭り■
2011年、東日本大震災により被災した石巻市。復興政策の1つとして子供達の意見を取り入れようと「石巻市子どもまちづくりクラブ」が発足。子供達のアイデアの1つが「商店街でハロウィンパーティーを開催したい」というものでした。
1年の準備期間を経て実現されたイベントは、約900人の参加者が集まるビッグイベントに。当日は商店街でお菓子をもらう他、仮装コンテストやおばけ屋敷・高校生によるバンド演奏なども行われたそう。
2014年10月26日(日)、「石巻ハロウィン祭り」が開催されました。石巻市子どもまちづくりクラブのアイデアが1年越しで実現した今回のハロウィンイベント。石巻市子どもセンター主催で商店街や地域のNPO等を巻き込み、約900人もの子どもやおとなが参加しました!(中略)
一軒一軒子どもたちで取材に行った店舗はなんと34店舗!お店の情報や取材をした感想をまとめ、ついに完成した商店街マップ。多くの方にもっと商店街のことを知ってもらい実際に足を運んでもらうことで、商店街が盛り上がり活性化につながればと思い、商店街マップの作成に取り組んできました。(中略)
お菓子配布の協力店舗では、仮装して待っている店長さんやお菓子が足りなくなり買い出しに行かれるお店の方の姿も。子どもとおとなの力を合わせて、本当に楽しくにぎやかなハロウィンとなりました♪
引用元:https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1736
子供達がつくった商店街マップは、イベント後も様々な施設で配布したそう。商店街の店員さんも「お店の周知につながった」と喜びの声が多かったようです。
「子供達が企画し、実行まで行った」ということが本当に素敵ですね!商店街活性化に留まらず、参加したすべての人に元気を与えたことと思います。
子供会や小学校などと連携して、子供からアイデアをもらってみてはいかがでしょうか?意外な案や面白い企画が生まれるかもしれませんよ。
■スマホアプリでハロウィンイベントをより面白く!■
横浜市青葉区で毎年開催されている「よこはまハロウィン」。公園をメイン会場にし、マルシェやバンド演奏など様々なイベントが行われています。
その中の1つとして、スマホアプリを使ったゲームを行ったとのこと!スマホを媒体とすることで子供から大人まで楽しめそうですね。アプリゲームの名前は「おばけちゃんをさがせ」。おばけを主役にしていることも、ハロウィンらしさが出て面白いですね。
今年は、よこはまハロウィン実行委員長の村瀬裕一さんがスマホアプリ「おばけちゃんをさがせ」を開発。このアプリは、青葉区内のよこはまハロウィン応援店舗がクイズを出し、それに答えるとそのお店でお菓子をもらえたり、お店の人とのコミュニケーションのきっかけになるというもので、村瀬さんは「まちと人、人と人、まちとまちがつながることができるように、というコンセプトで開発しました」と話します。今年はベータ版として50店舗ほどで運用しますが、ゆくゆくは青葉区中に協力店舗を増やし、ハロウィンでの地域活性化に寄与したい、とのことです。
アプリゲーム内で完結するのでなく、お店の人とコミュニケーションをとれる仕組みにしたことが素晴らしいですね。
今は「隣に住んでいる人の顔もわからない」と言われる時代。積極的にコミュニケーションがとれるイベントは、まちづくりに欠かせないのではないでしょうか?
アプリ開発は特別な技術が必要なので、紙媒体でクイズラリーのようにしても良いかもしれませんね。
ハロウィンを活かした面白いイベント事例ばかりでしたね!ぜひまちづくりの参考にしてみてください。
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