バー【デザイン参考事例】A看板・ポスター印刷
A看板・ポスター用デザイン参考例とデザイナーからのアドバイス
バー・ダイニングバー編
バーといっても賑やかに楽しむ「ダーツバー」やジャズの演奏などが楽しめる「音楽バー」食事をメインにお酒を楽しむ「ダイニングバー」など種類は様々です。そのため、ポスターにはそのバーのコンセプトや雰囲気が一目でわかるデザインになっているのが好ましいでしょう。
また、ポスターを見てその様子がわからない場合はHPを探す人も多いかもしれません。HPへの動線が示されていると顧客を迷わせずに誘導できます。その場合、ポスターデザインとHPのデザインがある程度一致していると安心感があります。
いずれにしてもバーのポスターデザインは、顧客のニーズを満たせる店であるのかをしっかりと伝えることが重要です。ある程度ブランド力や口コミで話題になっているバーであればデザイン優先のポスターでも問題ありませんが、あまりに奇抜過ぎるものであると顧客に敷居が高く感じさせることもあるでしょう。その店のコンセプトに合ったポスターデザインを心がけることが最も重要です。
黒板を思わせる背景のデザインに文字だけでデザインされたポスターです。このポスターが素晴らしい点は色彩の統一感が非常にバランスよくとれている点です。
イエローでも強調したい場所には彩度の濃い色合いで文字が配置されています。
文字にも様々なフォントが使われており、見るものを飽きさせないデザインとなっています。文字の配置にも非常に気を使い横の並びという統一感を持たせながらも左上から右下まで顧客の視線を自然と誘導したものになっています。
JAPANESEという文字を入れることで日本人顧客を安心させる効果が生まれます。価格も「1Coin~」という唯一のレッドで示されており、敷居を低くする工夫が見られます。
文字だけのデザインで非常にデザイン性が高いポスターに仕上がっています。
こちらは居酒屋のポスターです。日本酒の写真がアイキャッチで入っているために日本酒を飲みたいという人を誘導するポスターになっています。新鮮なお刺身の写真も入っているために刺身と日本酒を楽しめるというお店のコンセプトが非常にわかりやすく表現されています。
日本酒が好きな人が反応する有名銘柄を大きく文字で配置しており、「まだまだ知られていない美味しい銘柄」というキラーワードもあります。日本酒が好きな人は一度行ってみたくなるお店だということがよくわかります。
ポスターの配置場所から10mの距離にあることを知らせているため、思わず寄ってみたくなるポスターに仕上がっています。
非常に完成度の高いポスターです。必要な情報がこの1枚に配置され、お店の「南国風のテイストバー」ということが雰囲気でわかるデザインに仕上がっています。
南国風スタンディングバーというこのお店のコンセプトをこの限られたデザインに凝縮できています。それでいながら初見の人でも楽しめるように楽しみ方を4つにまとめています。このアテンドは非常に有効的で、誰でも気軽に入れるということとお客がお店に入る理由の間口を広げています。
配色も非常に効果的で、バーのイメージに合わせた南国を思わせるエメラルドグリーンとパープルの使い方が非常に良い印象を与えています。LINEへの誘導にはLINEのロゴカラーを使っており、見る人を困惑させないポスターに仕上がっています。
3階は顧客を誘導するのには難しいロケーションかもしれませんが、このようなわかりやすいポスターを設置するだけで集客力が上がりますよね。
「クラフトビール×手打ち点心」という一点訴求をしているポスターです。ポスターとしては王道であり、非常にスッキリしているデザインです。
手打ちしている点心の写真とビールの配置が素晴らしく、興味をそそられるポスターに仕上がっています。中央に深いレッドの配置がポスター全体を引き締めています。レッドやイエローは食欲を促進するカラーであるため、配色も完璧です。
もう少しアレンジをするのであれば、「クラフトビール×手打ち点心」という少し意外な組み合わせにストーリーが欲しいです。非常に良く合いそうなのですが、もう一歩踏み込んでお客様の興味を促進したいところです。例えば、点心とビールの相性の話や作り手の思いなどをポスターに入れるとさらに良くなると思います。