飲食関連(宴会系・鍋・ピザ)【デザイン参考事例】A看板・ポスター印刷
A看板・ポスター用デザイン参考例とデザイナーからのアドバイス
~食品・飲食関連(宴会系・鍋・ビアホール)編~
食べ物のポスターをデザインするときに重要になるのが、「カラーの選択」です。
一般的に食べ物のポスターには暖色系、つまりレッド、オレンジやイエローなどが使われることが多いと思います。暖色系のカラーには食べ物を美味しそうに見せる効果があり、遠くからでも視認しやすいカラーなのです。
そのため、温かい食べ物などを紹介するためのカラーとしては暖色系を使うと非常に効果が高いとされているのです。今回はレッド系の食べ物のポスターを見ていきましょう。
宴会予約ポスター
「浜焼太郎」の宴会のためのポスターデザインです。ごちゃごちゃしているように見せておきながら実はメリハリのある構成になっているポスターです。店舗の元気の良さがしっかり伝わってくる背景イラストも良い効果を生み出しており、メインとなる浜焼きの写真が美味しそうであるため、行ってみたくなります。
「旨い」「新鮮」「浜焼き」という店舗のキーワードになるキャッチコピーが木札に赤文字で書かれており、見る側のイメージを誘導しています。「看板娘の美人アルバイトと湘南台で話題のイケメン店長」という店長の自虐ネタを挿入し、人間らしさを伝えて見る側との距離感を縮めています。話題にもなるため、非常に面白いと思います。
ビアホール
バーの「燻製フードメニュー」のポスターデザインです。非常に食欲をそそられるデザインです。美味しそうな燻製フードとビールの相性が良さそうで、ぜひ行ってみたくなるデザインに仕上がっています。全体はレッドとイエローでカラーリングされていますが、適度にグリーンが入っているため見る側が非常に心地よさを感じることができます。
「燻製フード」という切り口で売り出すというコンセプトも非常に面白いと思います。「毎日、毎日、モクモクモクモク一生懸命してます」というキャッチコピーも非常にセンスが良いため、もっと大きく打ち出しても良いかもしれません。
忘年会ポスター
「忘年会&新年会」のポスターデザインです。料理の写真が非常に良いために、是非行ってみたい店舗という印象を与えてくれます。「忘年会」という文字のフォントが絶妙で親しみを感じさせるポスターに仕上がっています。
クーポンを使うとお得になるということをもっとわかりやすくするために、クーポン使用後の価格を大きくすると良いと思います。写真と商品の魅力は非常にあるために、少し工夫して高級感を出してみましょう。そのためには写真と写真の間に適度な余白を入れることが重要です。
また、コース名と写真を一致させることも重要だと思います。コースは4つあるので、写真はどのどれかを示すものだと思うのですが、コースの写真は3つしかありません。こうした見る側を迷わせるデザインは予約する際にも時間のロスを生み出してしまいます。
まとめ
今回は食べ物のポスターで「レッド」を基調としてカラーのデザインを取り上げてコメントしてみました。食べ物のポスターデザインは基本的には暖色系を使うことで、その商品の魅力を演出することができます。ぜひ覚えて活用してみてください。