美容院・美容室のポスター【デザイン参考事例】A看板・ポスター印刷
A看板・ポスター用デザイン参考例とデザイナーからのアドバイス
~ピンク編~
一昔前までは、理髪店のイメージと言えばサインポールに代表されるようにレッド、ブルー、ホワイトでカラーリングをするのがスタンダードでした。サインポールは世界共通のマークであり、日本でもかつては理髪店の前には必ずサインポールが回っていたのです。
現在では男性でも美容室に行く人が増えてしまったために理髪店もお洒落にイメージチェンジをする店舗が増えてきました。そのため、現在の理髪店ではサインポールのカラーには縛られない独自のデザインでポスターを作るのが良いかもしれません。
では、美容室・理髪店などのポスターデザインを具体的に見てみることにしましょう。
美容院・美容室のポスターデザイン1
非常にユニークな理髪店のポスターデザインです。全体をグリーンでカラーリングしており、安らぎや穏やかさを感じさせるデザインになっています。カタカナを多く使うことで、現代風のポスターとしてのイメージを持たせることに成功しています。
サインポールのイラストを配置させることで、理髪店であるということを示しているため見る側にとってはイメージしやすくなりました。更に工夫をするのであればハサミなどのイラストを使うことでよりわかりやすいポスターにすることができるでしょう。
非常にわかりやすい料金設定が掲載されているため、初めての人でも来店しやすい効果を持ったポスターになっています。
美容院・美容室のポスターデザイン2
カット専門店のポスターデザインです。ヘアーカット税込み1,100円という破格の料金設定を大胆に訴求しており、非常にわかりやすいデザインになっています。また、高齢者にもしっかりと文字が視認しやすいように文字を大きくして必要な情報をシンプルに掲載されているため、このポスターを見て来店する人も多いと思います。
カラーは薄いブルーが全面的に使われており、清潔感を感じさせます。下部にホワイトの枠を作ることでやや立体感のあるデザインに仕上がりました。ロゴにはゴールドが使われており、その色に合わせてポスターもデザインされているために全体として統一感が出ています。
ハサミのイラストで理髪店であることをしっかりと示していていいですね。
美容院・美容室のポスターデザイン3
こちらは美容室のポスターです。非常に清潔感を感じさせるデザインであり、店舗の写真も多いためビルの3階でもポスターで来店を促すことができるでしょう。店舗内も余計なものを置かずにシンプルに整えられているのが写真から良くわかりますし、ポスターのデザインもミニマムに構成されているため店舗のコンセプトをしっかりと伝えられています。
ブルーとホワイトのカラー構成はシャープでクールな印象を与えており、美容室のデザインに相性が良いと言えるでしょう。
もう一歩踏み込んでデザインを整えるのであれば、左右の余白のスペースを均一化させることです。文字と写真のラインを一致させ、整えることで高級感を出すことができます。また、写真のセレクトも左上と右下のものがほぼ同じ印象を受けてしまうため、例えばハサミのアップなどのイメージ写真を1枚配置することで店舗イメージに広がりを持たせることができます。
美容室・理髪店などのポスターデザインは、その店舗がターゲットにする顧客層に合わせてデザインすることが非常に重要です。例えば、若い女性客を中心にした美容室ではホワイトを基調としてインスタグラムに連動したサービスを仕掛けるなどの工夫が考えられます。
シニア層をターゲットにしている理髪店であれば、文字を大きく配置し視認性を上げることが重要です。平日の顧客を増やしたいのであれば、平日に来るメリットやお得なサービスを打ち出し、デザインにもその内容を盛り込んだものにするなどの工夫をしても良いでしょう。
美容室・理髪店などのポスターデザインは、一目でその店舗のコンセプトやその内容がしっかりと伝えることが重要です。これらのことを考え、デザインを検討するようにしましょう。