男性、女性、子供、老人。あらゆる人になりきることが大切です。
伝えたい人にダイレクトにメッセージを届ける。
自分たちの強みを理解できたら、あとは広告をつくるだけ。それは間違いです。次はターゲットを設定しなければなりません。ターゲットとは広告のメッセージを一番届けたい相手。商品やサービスが若者向けなら若者、女性向けなら女性など、商品が一番売れるであろうターゲット、または一番使ってもらいターゲットを設定する必要があります。例えば、若い女性向けの商品なのに、広告のメッセージが年配の男性に響くような内容であれば、当然購買意欲も低いわけで、集客や売上アップにはつながりません。「誰に?」言うかは広告をつくる上で非常に重要なのです。当たり前のことのように聞こえますが、意外とターゲットを気にせずに広告を作成している人はたくさんいます。
レイヤーの下に行けば行くほど精度は上がる。
どんなに目に留まるデザイン、インパクトの大きな文章が入っていたとしても、ターゲットがあいまいであれば訴求したい層に商品の魅力は伝わりません。広告したい自社商品やサービスの一番の訴求ポイントが「価格の安さ」であれば、その魅力が一番伝わるターゲ ットを探す必要があるのです。価格が安い商品を選ぶのは「自由に使えるお金が少ない層=安定した収入がない人」と仮定したとします。そこからアルバイトしかしていない学生や、少しのお小遣いしか使えないサラリーマンといったターゲットが導き出されるでしょう。その次はメインターゲットを学生とサラリーマンのどっちにするかを決めます。収入が多いのは安定した給料をもらっているサラリーマンと推測した場合、購入意欲の高いサラリーマンがメインターゲットとなります。ざっくりと「収入の少ない男性」というターゲットを設定するのではなく、そこからさらにレイヤーを深くしていく作業が必要なのです。
自分を一度捨てて、他人に憑依する。
どこに住んでいるのか、どんな職業に就いているのか、どんな食事をしているのか、どんな趣味を持っているのか。メインターゲットとなる人物のことを深く理解すれば、そのタ ーゲットの心を動かすコピーやデザインも出しやすくなります。まずは一度自分というペルソナを捨ててください。どんなターゲットならこの商品やサービスを買いたいと思うか。学生や会社員、公務員、男性、女性、子供、老人…。いろいろな人の行動や考え方を想像してベストのターゲットを探し出してください。ターゲットが自分に近いならイメージしやすいですが、毎回すべての商品やサービスのターゲットがあなたに似た人ではないのです。
広告出典元
http://market.chu.jp/miacosjirei/inf10.cgi?mode=main&cno=27