展示会で使うポスターの質を仕上げ加工でアップさせる【ポスター印刷の基礎知識】
展示会の運営に携わる人にとって、会場案内や情報伝達の役割を果たすポスターの制作は、決して手が抜けません。
フォントの種類や大きさ、色など、視認性にこだわったデザインを制作するのはもちろんですが、フレームなどの外側の見た目にも力を入れてこそ、高い評価を得ることができます。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか。ここでは、ポスターの質を大幅にアップさせる方法をご紹介します。
ポスターの質の高さが展示会の印象を良くする
展示会などの屋内大型イベントでブースを良く見せるには、ポスターのクオリティの高さが求められます。
どんなにいいイベント会場で完成度の高いブースを用意しても、掲示しているポスターがチープな印象を与えてしまったら、質が低いブースと判断されてしまうでしょう。
なぜなら、来場者全員が、展示会に興味を持っているとは限らないからです。「上司に行けと言われて」「取引先から誘われて」といった消極的な来場者も、数多くいるはずです。
彼らは出展者とのコミュニケーションではなく、ブースの雰囲気や掲示されたポスターなどのクオリティで、「力の入ったブースだな」と判断します。
ですから、来場者がひと目で信用してくれるようなポスターを用意すべきなのです。
合成紙&ラミネート加工で耐久性が大幅アップ!
では、ポスターの制作は、何に気を付ければいいのでしょうか。
まず最低限の要件として、耐久性の高さが挙げられます。ちょっと触っただけで破れたり、水が少しかかっただけでヨレヨレになってしまったりしては、本来の「伝える」という目的が達成できません。
また、そのようなポスターを用意している、出展者自体のレベルを疑われてしまいます。
だからといって、何枚破れてもいいようにポスターを多めに用意しておくのは、コスト的に無駄になってしまいます。
そこで、耐久性の強いポリプロピレンの合成紙がおすすめです。
合成紙は、傷や汚れ、水に対して、普通の紙よりも格段に耐久性が強くなっています。さらに耐久性をアップさせるには、印刷物の表面に透明の保護膜を貼って強度を上げるラミネート加工を施しましょう。
ラミネート加工をすることで耐久性は飛躍的に向上しますが、手間やコストが増えるため、多くの印刷会社では別料金が発生します。
しかし、Hotdoggerの大判ポスター印刷の場合は無料ですので、リーズナブルに耐久性を上げることができるのです。
パネル加工やポスターフレームでクオリティアップ!
合成紙とラミネート加工で、耐久性は十分確保できました。しかし、いかに耐久性を上げたところで、ポスターはポスターです。展示会のブースに掲示するのであれば、もっと見栄えを良くすべきだと思います。そこでおすすめなのがパネル加工です。
これは、厚さ約5mmのパネル(スチレンボード)にポスターを貼り付けるというもので、ポスターが折れなくなりますので、何度も掲示したいポスターに向いています。
さらに高級感を高めたいときは、ポスターフレームを使うといいでしょう。ポスターフレームは、駅や空港、公共施設などでよく使われています。アルミフレームにポスターを納めることで、ある程度、高級感を持たせることができます。アルミフレームのポスターは、壁に掛けるのが一般的ですが、イーゼル(置き台)にセットして看板のように使うこともできます。もちろん、中に入れるポスターは取り換えられますので、1セット用意しておけば、さまざまな用途で使用できるでしょう。
ポスターにプラスアルファの加工を!
いかがでしたか?展示会では、人目につきやすいポスターの質を上げることが、とても重要だということがおわかりいただけたかと思います。ぜひ、ポスターにプラスアルファの加工をして、重要な展示会に臨んでください。