野外イベントで使う印刷物にはラミネート加工で耐久性アップ【ポスター印刷の基礎知識】
初夏から秋にかけての気候の穏やかな季節は、野外イベントのシーズンです。
イベント運営に携わる人にとって、準備に追われる忙しい時期ではないでしょうか。準備時間の多くを占める会場設営の中で、面倒なのが各種印刷物のプリントです。
野外イベントにおいて突発的な雨やトラブルは付き物ですから、イベント当日に破れたり濡れたりして使い物にならなくなることを想定しておく必要もあります。
しかし、何枚も予備を刷るのは、費用的にもあまり得策ではありません。そこで、紙の耐久性を上げることで解決する方法をご紹介します。
耐久性のしっかりした大判ポスターの出番!
野外イベントでは、想像以上にたくさんの印刷物を掲示する必要が出てきます。たとえ会場の案内マップを来場者全員に配布したとしても、実際はそんなものを見ずに会場を歩く人がほとんどですので、一目で会場の配置がわかるように、ポスターなどを用意しなくてはなりません。各ブースにも、ブース名や会社名といった重要情報をはじめ、メニューや注意事項といった細々とした情報を周知しなくてはいけない場合があります。
イベント会場のことを熟知しているスタッフは、「大きく書かなくてもわかるだろう」と、つい小さなサイズの印刷物を刷ってしまいがちです。ですが、知識のない来場者にとっては「ちょっと大き過ぎるかもしれない」くらいのサイズがぴったりなのです。そのため、A1やA0、B1といったサイズの大判ポスターを刷ることをおすすめします。
また、忘れてはならないのが、降雨や強風の対策です。一枚一枚にきちんと対策をしないと、突然の降雨や風で全部破れて、使用できなくなってしまうかもしれません。また、天気が良くても、来場者が飲み物をこぼしたり、子供が悪ふざけをして破ってしまったりすることもありますので、紙の耐久性は高いに越したことはないのです。
コート紙ではなく合成紙をチョイスする
印刷物の耐久性を上げる方法はいくつかありますが、コート紙やマット紙、厚紙などではなく、ポリプロピレン樹脂を材料とした合成紙を選ぶことをおすすめします。素材を合成紙にするだけで、かなり傷に強くなります。
また、コート紙やマット紙は普通のコピー用紙よりはもちろん強度がありますが、破こうと思えば簡単に破けてしまいます。その点、合成紙は見た目こそ普通の紙と同じですが、手で破くことはできません。
さらに、印刷物に水性のマジックで落書きをし、OAクリーナーで拭き取った場合、マット紙を使った印刷物では、汚れが取れずに逆にひどくなってしまいます。ですが、合成紙なら少なくとも汚れが薄くなります。
一番差が出るのは耐水性です。マット紙は水に濡れるとすぐにヨレヨレになってしまい、使い物にならなくなってしまいます。合成紙なら水を弾くので、多少の雨ではダメージを受けません。また、コーヒーなどをこぼしてしまっても、簡単に拭き取ることができます。
印刷物を丈夫にすることで得られるメリット
このように、ただでさえ耐久性に優れた合成紙にラミネート加工を施すことで、印刷物はさらに丈夫になります。傷、破れ、汚れ、水など、あらゆるものに強くなるラミネート加工ですが、Hotdoggerの大判ポスター印刷の場合は無料ですので、リーズナブルに丈夫なポスターを作ることができます。
紙を丈夫にすることで得られるメリットは、大きなもので2つあります。
1つ目は、予備の印刷物を大量に刷っておく必要がなくなるということ。2つ目は、当日、破れたり、濡れてしまったりした印刷物を、取り換える手間が省けるということです。
このように、野外イベントにおける掲示物で重要なのは耐久性です。もちろん、デザインなどのクオリティが高いに越したことはありませんが、最重要事項ではないのです。
イベントの成功を左右するかもしれない印刷物は、ぜひ合成紙とラミネート加工されたものをご用意ください。