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- チラシ

写真(画像)との相関関係を意識する
雑誌で見かけたエイジングケアのタイトルです。
(よくあるタイトル)
若々しい美しさへ、新しいエイジングケア。
タイトル(キャッチコピー)は、写真(画像)と相関関係、あるいは補完関係にあります。絵で言っていることはタイトルで説明する必要は無いし、タイトルで言っていることを絵で表現する必要はない、というのが広告の基本です。
今回、例として挙げたタイトルの場合、写真(画像)は後光が差したエイジングケアで、「若々しい美しさへ、新しいエイジングケア。」というタイトルが中央にきます。
このタイトルの問題点は、写真(画像)に助けられるばか

リズムだけ合わせても効果は薄い
新聞の折込チラシで見かけたパンプスのタイトルです。
(よくあるタイトル)
疲れにくく、はきやすく、エレガント
良い条件がそろっていることを表す言葉に「三拍子」があります。語源は能楽のお囃子で、大鼓、小鼓、太鼓の三種類の楽器でとる拍子から来ています。
こちらのタイトルに限らず、このように三拍子そろえるタイトルも、割とよく見かけるのではないでしょうか。
たしかに、三拍子揃えると、五七五の調べのようにしっくりハマるという効果はあります。しかし、相当にうまくやらないと、今回のタイトルのように中身が薄いものになってしまいます。
(売れるタイトル)

文字数を削るなら、鋭い言葉を
雑誌の広告で見かけた薬用ボディシャンプーのタイトルです。
(よくあるタイトル)
薬用で防ぐ。
こちらのタイトルは、文字数を少なくして文字を大きく見せるタイプの広告に使用されていました。でも、文字数を削った割には、言っていることは平凡ですし、インパクトは少ないと思います。
この広告で紹介している薬用ボディシャンプーは、冬に起こりやすい「しもやけ、あかぎれ、ひび、にきび、雪やけ後のほてり」などを防ぐ効果が期待できます。文字数を削ってまで大きく見せるのなら、もっと鋭いタイトルにしないと意味がありません。
(売れるタイトル)
冬が好き

意味の通じないタイトルは避ける
雑誌広告で見かけたニットチュニックのタイトルです。
(よくあるタイトル)
「上質」を「気軽」に変える、夢のニットが登場。
こちらのタイトル、読んでみて首を傾げた人もいるのではないでしょうか。
その理由は『「上質」を「気軽」に変える』の部分にあります。
そもそも、上質と気軽は対立した概念ではありません。
上質で気軽な服だって、たくさんあるはずです。
にもかかわらず、『「上質」を「気軽」に変える』と言っているため、「?」となってしまうのです。
こうした意味がよくわからないタイトルは、避けたほうが良いでしょう。

「感動」とだけ書いても共感はしない
新聞のチラシにあった、冬布団のタイトルです。
(よくあるタイトル)
感動するほどあったかい!
今回も、安易なタイトルの代表例といった感じです。
あたたかさを伝えるために「感動」という言葉をチョイスしても、消費者に毛布のあたたかさは伝わりません。
なぜなら、「感動」という言葉だけでは、消費者の想像力は掻き立てられないからです。想像力が掻き立てられなければ、いくら「感動」という言葉を使っても、それはただ右から左へ抜けていくだけです。
(売れるタイトル)
おもわず二度寝したくなる、危険な冬布団。

ピンとこない比喩は使わない方がいい
新聞で見かけたパンプスのタイトルです。
(よくあるタイトル)
親指に裸足のような開放感を。
一見すると、親指なのに裸足?と思ってしまうタイトル。
よくよく読むと、パンプスは女性の親指に負担をかけているので、その親指の負担を軽減している商品のようです。
そこまで読めば、キャッチコピーの意味を理解することはできました。
しかし、もう少しすんなり意味がわかる比喩にできなかったのでしょうか。
もちろん、タイトルに比喩を使ってはいけないという意味ではありません。
(売れるタイトル)
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