ポスター印刷
- チラシ

コンセプト段階の言葉をタイトルにしない
新聞広告で見かけた、家具のタイトルです。
(よくあるタイトル)
あなたの暮らしによりそう家具
家具はたしかに家の中にずっとあり、暮らしに寄り添いますね。
けれど、それはタイトルではなくコンセプトです。
広告のタイトルであるキャッチコピーは「表現」しなくてはいけません。
「暮らしによりそう家具」は、あくまでひとつの切り口・コンセプトであり、ここからさらに発展させる必要があります。
(売れるタイトル)
このタンスで、僕ら兄弟は、成長を競い合った。
このようにタイトルを見たときに、そ

「おどろく」などの広い意味の言葉はなるべく使わない
新聞広告でみた化粧品のタイトル
洗顔後の1滴は、驚きの1滴。
一見するとよくできたタイトルに見えるかもしれません。
しかし、全く具体性に欠けます。原因は「おどろき」という言葉にあります。
「おどろく」「よろこぶ」「かなしむ」などの抽象的な言葉は、タイトルに入れると意味を曖昧にして、共感を損なわせるので注意しましょう。
共感を得るためには、「どう驚いたか?」「どう喜んだか?」を具体的に書く必要があります。
(売れるタイトル)
鏡にうつった自分の肌を、2度見した。
このように、「どう驚いたか?」を具体的に表現しましょう。

大手のチラシの一部だと、やっつけ仕事になっちゃうのかな~?
大手家電店のチラシの中の、テレビに外付けするタイプのスピーカーのタイトルです。
(よくあるタイトル)
テレビをもっといい音で
映画もニュースもクリアな音で楽しめる
・・・なんともありきたりで、突っ込みが甘い。やっつけ仕事ですね。
チラシ全体から見れれば、ごく小さなスペース。たくさんある商品の一つなので、問題ないと言えばそれまでですが・・・
この手のチラシがどのような体制で制作されているのかわかりませんが、このスピーカーを本気で売ろうと考えたらこういう表現にはならない。
もしチラシ制作者の給料とスピーカーの売り上げが比例する制度だったら、もっともっと考えたはず。

事実の描写じゃダメ、どんな気持ちになれるのかを表現してほしい
チラシの中にあった、ドライヤーのタイトルです。
(よくあるタイトル)
自然なツヤと潤いのあるみずみずしい髪へ
髪にツヤや潤いができるなんていうのは、事実を描写しているだけでしかありません。
髪がきれいになった結果、どうなるのかということを想像させないと、そのメリットをすぐに想像することができません。髪がきれいになった人が取りたくなる行動を伝えることで、髪がきれいになった自分をすぐに思い浮かべやすくなります。
美容院でに行った直後や、トリートメントをして髪をきれいにした後、女性がよく言うセリフがあります。
「髪サラサラになったの~!触ってみて!」
彼氏

売れるタイトルを見極める方法
ペン習字講座の集客のためのタイトルです。
つかみとしは、弱いです。
(よくあるタイトル)
きれいな字になろう!
「きれいな字を書ける!」でもまだ不合格。
公文のチラシのタイトルを見てみましょう。
チラシでも新聞雑誌でも、年間を通して、レスポンス広告を出している会社の広告は参考になります。
何回も同じタイトルの広告を出している場合、売れるタイトルだと思って間違いありません。
(売れるタイトル)
明日はもっと キレイに書ける
今はキレイに書けないけど、講座を受講すればキレイに書けるようになる、と
メリットが明確です。しかも、明日

役所主催のセミナーの集客チラシがひどい
これ以上のお役所仕事はないでしょう。
自分のお金を使って、印刷、折込みするのに、チラシをタイトルをこんなんにするはずがない。
何も考えてない。むしろ、「人が集まらなくていい」という悪意も感じるタイトルです。
「男女共同参画・・・・」は国の政策でしょうか?
いろいろな関連事業(もちろん補助金付)が行われているようです。
その中の一つ、啓発のためのセミナーがあります。
そのセミナーの集客用チラシのタイトルです。
悪い意味で「よくあるタイトル」ではないです。
(よくあるタイトル)
男性の家庭参画セミナー
(サブタイトル)
そば打ちを通し