スマホやデジカメで撮影した写真でポスター印刷できるの?その4
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デザイナーに頼まず自分で作る!初心者でも簡単!スマホやデジカメで撮影した画像を使ってポスターを作る
【1.ポスターに使いやすい写真の構図・レイアウト-3】
前回の記事
デザイナーに頼まず自分で作る!初心者でも簡単!スマホやデジカメで撮影した画像を使ってポスターを作る【1.ポスターに使いやすい写真の構図・レイアウト】食材や料理について
デザイナーに頼まず自分で作る!初心者でも簡単!スマホやデジカメで撮影した画像を使ってポスターを作る
【1.ポスターに使いやすい写真の構図・レイアウト-2】人について
に引き続き、ちょっとした構図・レイアウトのポイントを追っていきます。
本日のピックアップテーマは「風景と写真の撮り方」です。
点と線と面の関係
画面上で何かを見るとき、どこに点があり、どこに線があり、どこに面があるのか、という画面上の表面積で、画面の流動性が決まってきます。具体的に点や線といった形になっている写真はありませんが、何を点として見立てるのか、線として見立てるのかで、人の視線を誘導することができます。
点とは
見出しテキストの頭や、リストの頭にもつくことが多い「・」は中黒、中点などと呼ばれますが、この点は「ここに集中してください」というインフォメーションの役割を果たしています。この点からテキストが右へと流れることによって、より分かりやすい視線誘導を起こしています。
点は画面上で静止しているものとして扱われます。そのため、周囲に多種多様な図形がなければ、そこだけ静止したより目立つ点となります。こちらの写真はセンターに被写体を集中させるために、赤いサクランボを点として扱っています。点は概念であり面である、というのはこういった事象のことを示します。
線とは
一つの点は静止していますが、二つ目の点ができたとき、視線は点から点へと移動します。ここに視線の線が仮想的に出来上がります。より明確に線になっている場合は、左から右、上から下に移動します。また太さによってもその流れは変化します。
こちらの写真は柱が線となり、上から下へ、何本か線が重なることによりその動きが強調されている状態となります。
面とは
線や点が組み合わさって面となったとき、画面上に広がりができます。この広がりによって画面を区切ったり、テキストを置く空間を構築したりすることができます。
こちらの写真では、海の青と石の黒ではっきりと面割が成されています。下、あるいは右の方向に白字テキストを配置すると、左上から右下へ向かっての面に含まれた色の流動性が完成します。
その他のポイント
デザイナーに頼まず自分で作る!初心者でも簡単!スマホやデジカメで撮影した画像を使ってポスターを作る【1.ポスターに使いやすい写真の構図・レイアウト】食材や料理について
こちらでもあげていますが、色というのは以下のような特性を持っています。
- 視線は色を淡い色から暗い色を追いかける
- 視線は色をくすんだ色より鮮やかな色を優先的に覚えていく
また、以下の要素も特徴として捉えておくと幅が広がります。
- 画面を横に走る線を水平と平行にすると画面が安定する
- 視線は画像のぼやけた部分よりもより鮮明なものを覚えていく
- 奥行のあるものは手前から奥へ、視線は移動する
以上の要素を加味したうえで、画面の構成を意識すると少しだけ写真が綺麗に取れます。