ポスター印刷
- キャッチコピー

頭で噛み砕く必要のある言葉は使用しない
新聞広告で見かけた、革靴のタイトルです。
(よくあるタイトル)
品格ある大人の全天候型シューズ
革靴のため、50代以上の男性をターゲットにしているのか、ずいぶんと格式張ったタイトルになっています。でも伝えていることは「どんな天気でも履ける革靴ですよ」という内容だけです。
「全天候型」という言葉は、一瞬「ん?」と思う人が多いのではないでしょうか。つまり、頭のなかで意味を理解する時間を取らなければ、読者に伝わらない言葉ということになります。
(売れるタイトル)
雨の日だからこそ、履きたい革靴。

天丼、どうなったん?
(よくあるタイトル)
秋の新米・天丼フェア!
「のり弁」でも買おうかな、と弁当屋さんに来店。
入口の垂れ幕にこんなタイトルがありました。
(売れるタイトル)
天丼よ、そうきたか
天丼買いたくなりました。
どうなったんだよ、天丼!

コートを着てる光景が浮かぶように表現に
ファッション雑誌で見かけたコートのタイトル。
(よくあるタイトル)
☆秋の外出をおしゃれにキメる
☆すっきりシャープに着こなせる
まず「秋の外出をおしゃれにキメる」のほうですが、コートを着ている様子がキャッチコピーから浮かびません。
キャッチコピーを写真と一緒に使用するにしろ、もう少し着てみたくなる言葉が必要です。
また「すっきりシャープに着こなせる」のほうは、ただ空いているスペースにありきたりで無難な言葉を入れただけ、という印象です。
(売れるタイトル)
☆今年の紅葉刈りに来ていく服が決まった。

「おどろく」などの広い意味の言葉はなるべく使わない
新聞広告でみた化粧品のタイトル
洗顔後の1滴は、驚きの1滴。
一見するとよくできたタイトルに見えるかもしれません。
しかし、全く具体性に欠けます。原因は「おどろき」という言葉にあります。
「おどろく」「よろこぶ」「かなしむ」などの抽象的な言葉は、タイトルに入れると意味を曖昧にして、共感を損なわせるので注意しましょう。
共感を得るためには、「どう驚いたか?」「どう喜んだか?」を具体的に書く必要があります。
(売れるタイトル)
鏡にうつった自分の肌を、2度見した。
このように、「どう驚いたか?」を具体的に表現しましょう。

ターゲットの目線で、より具体的に訴求
新聞広告にあった、栄養ドリンクやサプリメントのタイトルです。
(よくあるタイトル)
☆疲れを解消して元気が出る!!
☆アミノ酸とビタミンが体に効く!
まず「疲れを解消して元気が出る!!」のほうですが、まずありきたりな点がよくありません。
タイトル、キャッチコピーの役目はその名の通り「目を引くこと」です。ところが、こちらのタイトルはどこにでもあり、かつ体力回復系の商品なら、どんな物にも当てはまってしまいます。
また「アミノ酸とビタミンが体に効く!」も専門用語を使用しているため、読者の頭にスッと入ってきません。(最近ではア

「不」の解消は強いメッセージに
(よくあるタイトル)
軽量・安全コードレス草刈り機
隅々までキレイ
キレイにすることが目的の草刈りですから、「隅々までキレイ」もいいのですが、やはり「不の解消」の方がメッセージとしては強い。
草刈りの何が嫌って、「暑さ」とあの「姿勢」ではないですか?
態勢が苦しいので、何回も何回も姿勢を変えます。
そのうちひざが痛くなるし腰も痛い。
たまに立って伸びをすると、立ち眩み・・・
草刈り機でこうした不快、不満がなくなったら楽ですよねー。
(売れるタイトル)
軽量・安全コードレス草刈り機
立ったままだから腰もひざも痛くならない