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「感動」とだけ書いても共感はしない
新聞のチラシにあった、冬布団のタイトルです。
(よくあるタイトル)
感動するほどあったかい!
今回も、安易なタイトルの代表例といった感じです。
あたたかさを伝えるために「感動」という言葉をチョイスしても、消費者に毛布のあたたかさは伝わりません。
なぜなら、「感動」という言葉だけでは、消費者の想像力は掻き立てられないからです。想像力が掻き立てられなければ、いくら「感動」という言葉を使っても、それはただ右から左へ抜けていくだけです。
(売れるタイトル)
おもわず二度寝したくなる、危険な冬布団。

意外性の無いタイトルにインパクトは無い
新聞広告で見かけた、ペット保険のタイトルです。
(よくあるタイトル)
ペットも保険に入る時代
このタイトルの目的は、「保険は人間が入るもの」という消費者の思い込みに対してアプローチすることです。
しかし、現状ではペット保険は割と多くの人が知っており、「保険は人間だけが入るもの」と思っている人は、さほど多くないのではないでしょうか。
このような場合、「ペットも保険に入る時代」は、そのコンセプト段階で効果が半分くらいになってしまっています。
(売れるタイトル)
ペットの治療費で、貯金の半分が消えた。

複数の情報を伝えたいタイトルでも、できるだけ具体的に
新聞広告で見かけた、ココアのタイトルです。
(よくあるタイトル)
ココアは「いいこと」がいっぱい
この広告では、「おいしい」以外のココアの効能を、4つ紹介しています。
こうした複数の情報を伝えたい場合に頼ってしまいがちなのが、「いいこと」といった曖昧な表現です。
ココアの4つの効能(インフルエンザ予防、腸内環境の改善、冷え性の緩和、歯周病予防)は、いずれも「健康」にまつわることです。
この場合、「健康」が4つの効能に共通するワードということになります。
(売れるタイトル)
ココアを飲

タイトルでアピールするポイントは絞る
ポスターで見かけた歯医者のタイトルです。
(よくあるタイトル)
ここちよい個室空間で歯と口もとを美しく
このタイトルには2つの情報が入っています。
1つはこの歯医者が個室空間を売りにしていること。
もう一つは歯と口もとが美しくなること。
前者はこの歯医者特有のベネフィットで、後者は歯医者全般のベネフィットです。
ここで問題となるのは、ひとつのタイトルにこれら2つのベネフィットを入れたことで、タイトルの中身が薄くなり、結果的にどちらのベネフィットも満足にアピールできていません。
(売れるタイトル)
歯を

馴染みの無い商品は、馴染みのある言葉でアピールする
新聞広告で見かけたプロポリスのタイトルです。
(よくあるタイトル)
プロポリスの秘密は、植物のチカラです。
「プロポリス」って、あまり馴染みがない商品ですよね。
もちろん、売る側は嫌というほど知っているのでしょうけど、広告を見る消費者の認知度まで考慮してタイトルは考えたほうが良いと思います。
プロポリスは、蜜蜂が作り出した「天然の抗生物質」と呼ばれるほど抗菌作用などに優れた食品です。こういった消費者にあまり浸透していない商品の広告タイトルを作る場合は、できるだけ消費者に馴染み深い言葉を選ぶべきでしょう。
(売れ

その商品でしか書けないタイトルを練ろう
雑誌にあった高枝切り電動チェーンソーのタイトルです。
(よくあるタイトル)
はじめてでも簡単操作!!
このタイトル、写真が無ければなんの商品をアピールしているのかわかりません。
高枝切り電動チェーンソー以外の電化製品などでも使えてしまいます。
つまり、そのくらいありきたりなタイトルということです。
(売れるタイトル)
還暦を過ぎてから、庭木の手入れをはじめた。
このように、タイトル内で商品名を言っていなくても、写真なしで商品がわかるようなタイトルを心がけましょう。
その商品でしか出来ないことを具体的